仮想通貨の未来は?未知なものへの有効な投資方法とは?
「仮想通貨に適した投資方法とは・・?」
どうも!TGK ファイナンシャルプランナー 瀬井です!
今日は、値段の乱高下の激しい仮想通貨の投資方法について書いていきたいと思います。
2018年1月26日深夜にコインチェックによる580億円相当のNEM流出事件が起こりましたね。
これを皮切りに政府は、仮想通貨取引業者の一斉チェックに入りました。
一時期、BTC(ビットコイン)は、日本円で230万円(2017年12月当時)を記録し、そこから一瞬で値段を下げました。アルトコイン(BTC以外のコイン)も同様の値動きをし、全盛期の半分以下となってしまっております。
そんな制度も整っていない仮想通貨ですが、そのものの技術(ブロックチェーン)や取扱自体には、未来を感じるのは私だけでしょうか。
確かに円やドルのような中央集権型の通貨と違い、価値の担保が行き届いていない通貨ですが、ずっと昔から見えない通貨がグローバルスタンダードになる時代が来るのではないかとささやかれてきました。(中央集権型の仮想通貨もあるんですけどね)
今は確かにちょっとした規制で値下がりリスクを伴い、どういった理由で上がるのかもわからない仮想通貨ですが、私自身は、仮想通貨そのものは長期的に見れば価値のあるものになっていくと思っております。規制が一段落し、制度が確立してきたら仮想通貨を使った決済が本格化となり、円やドル以外の決済方法として標準になっていくはずです。
でも、高値で掴んでしまって含み損を抱えてしまったりしてしまったら元も子もありません。
仮想通貨の世界では、「億り人(仮想通貨で億の儲けを出した方)」という言葉が流行りました。
一時期の暴騰で100万円の投資が一億円になった方もたくさんいらっしゃるようです。
よくブログの記事に「仮想通貨で億り人になる方法!」みたいなタイトルが書かれてあったりしますが・・・。
はっきり申し上げます。
「そんなもの詐欺まがいで存在しません。」
もちろん、私が知らないだけの可能性はあります。専門家でもありませんから説得力もないかもしれません。
ですが、例えば1000万円の元手があれば、10倍の1億円にすることはそんなに難しくないかもしれません。
(いや、10倍でも難しいと思いますけどね・・)
ならば、別に仮想通貨で無くとも株式でも十分です。株の方が、儲けた分の課税も仮想通貨に比べたらきちんとしてますし。
100万円を億にするには、100倍の値上がり相当分を稼ぎださなくてはいけません。
それには、どこまでの時間とリスクを負えばいいのでしょうか。
実際にそんな方法があるのであれば、クラウドファンディングなりで運用資金を募集し、億り人10回体験コースを自分で行って、破格の金額で出資者に返す方法を取ります。
そっちの方がわざわざコンサル代金などを取ってやるより遥かに効率的です。
「いやあ、私はもう儲かりすぎたんで、この儲かるやり方を他の方にも実践してほしいんですよ!」
こんな酔狂な方がいらっしゃるなら、ぜひ私の目の前に連れてきてください。
いるわけありませんがw
私の知人で億り人になるための商材やセミナーで受けた方法を実践した方がいるのですが、10万円から初めて半年後での実利は1万円程度でした。(半年で10%の利率出せてるのですごいと言えばすごいんですけどね。)
ある知人は、損切の手法を実践したせいで、100万円の元手が半分の50万円程度になっております。(その知人もセミナーか何かで教えられた手法だったみたいです。)
中には、ICO(クラウドファンディングの仮想通貨版)をメインに漁っていくという手法を教えられた知人もおりました。それは、草コインと呼ばれる海外を含んだ、まだ無名のコインに投資をし話題になった時の値上がりで先行利益を得るというものでした。
実際に私もほんとに少額で草コインを調べて買ったことはあります(実際にまだ持ってます)が、何せ海外の如何わしい取引所なので、手数料はエグいは送金の手数料は高いわで・・。
私はその草コインの中でもまともな方をやってるからいいとして、ICOで集めた仮想通貨の資金は、開発途中で開発者がトンズラしたり、プロジェクトそのものが無くなったりと頻繁でした。
それに伴い、ICOに対して全面禁止をする国もかなりでてきたじゃありませんか。
ここまでで、いかに仮想通貨がリスクが高く投資対象として成熟してないかをご理解いただけたんじゃないかと思います。
それでも、何度も言うようですが、仮想通貨そのものの技術や概念は発展性があるものと私は見ています。仮想通貨はとても魅力的であり、知れば知るほど革命的な発明だと思っております。
では、こんな先行き不透明な投資対象の場合、どんな風な投資方法をすべきでしょうか。
前置きが随分長くなりましたが、低リスクかつ高確率で利潤を取っていける投資方法を一つご紹介いたします。※100%儲かる手法ではありませんからご注意を!
値下がりリスクを軽減するドルコスト平均法
すごくざっくりいうと積立です。
統計学で使われる投資方法ですね。
この投資方法をする場合、できる限り長期的に上がるものをリサーチすべきですが、そんなものわかるわけないと思いますw
投資にはテクニカル分析やファンダメンタル分析など、チャートの推移、世の中の事情を考慮して分析するのが一般的です。
ただし、仮想通貨は、前述で書いた通り制度が整っていないため乱高下が激しく株やFXでやってきた手法がなかなか通用しません。
ですがこの投資方法であれば、仮想通貨に限らず堅実かつ安定的に資産を増やしていけます。
私ならメジャーどころのアルトコイン(リップル、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、モナーなどなど)の中から半年間のチャートを見て、最も下落率が高いものを選択します。
メジャーどころのアルトコイン(BTC含)を選ぶ理由としては、出来高がそれなりにあることが理由です。
下落率の高いコインはスタートでなるべく下値を買いたいからという単純な理由です。
やり方は、単純で毎週でも毎月でもいいので、一定の金額で仮想通貨を買っていくだけです。
ここで気を付けてもらいたいのが、一定の仮想通貨の量を買うわけではありません。
例えば、XRP(リップル)が現在1枚100円だとして、毎月1万円づつ買うとします。
最初の月は、100枚(100円×100枚=1万円)を買います。
次の月に、1枚90円に値下がりしていたとします。この月も1万円買う場合は、111枚買うことができます。
そうすると、100円で100枚と90円で111枚持ってることになります。
この状態の買い値の平均値はどうなるかというと、2万円(総投資額)÷211枚(総枚数)=約94.8円となります。
さらに、1枚85円に下落したとします。85円の場合、1万円の購入で117枚購入できることになります。
3万円(総投資額)÷328枚(総枚数)=91.5円が平均購入価格となります。
つまり定期的に定額で購入することにより購入価格を平準化することができます。
最初の銘柄選びが重要ですが、冒頭に下落率が高いものを選ぶといったのはそのためです。
少額&長期でコツコツと資産を形成したいという人に向いている投資法なのです。最大の利益を目指すのではなく、自分で決めた合格点を目指す投資法です。それを支えているのが、「ドルコスト平均法」というわけです。
もっと堅実にするのであれば、一つの銘柄にするのではなく、複数銘柄に分散して投資していけば、さらにリスクを少なくすることができます。
ドルコスト平均法をする場合、最も大事なのは長期的に見て上がるかどうか?というのが最大のポイントとなります。
仮想通貨は、まだ法の整備も行き届いてませんが、長期的に見て決済通貨として標準化していくものと思っております。 そのため、短期的に利益を取るというよりは、長期的に積み立てて将来の資産形成を取る方法をオススメします。
まとめ ドルコスト平均法のメリットとデメリット
■メリット
- 価格上昇・下落、どちらの局面でもスタートできる
- 日々の価格変動に一喜一憂せず、堅実に投資できる
- 購入単価を平準化できるので、高値づかみを回避できる
■デメリット
- 毎月、買付コストがかかり、一度に買付をするより割高になる
- 下落が続き、回復が長期に及ぶ場合、含み損を抱えたまま身動きが取れなくなる
- 価格変動を見なくなるので、定期的なチェックは必須
いかがでしたでしょうか。
なぜこの記事を書いたのかというと、FXでも株でも仮想通貨でも簡単に稼げるような詐欺まがいのサイトが多くみられます。何度もいうようですが、投資はリスクを伴い簡単に稼げる方法など存在しません。
本当に正しい情報を発信しているものも少なからず存在します。
資産運用や副業は積極的に行っていただくことを当社では推奨しておりますが、正しい情報を掴んでいただくようにしていただきたいという思いから書きました。
投資方法を知ることにより銘柄に合わせた堅実な資産形成をすることは可能です。
当社では、株式、FX、不動産など様々な資産運用のアドバイス、支援を行っております。
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それでは、また別の記事で~♪